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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ドッグダム(DOGDOM)

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「えっ!?・・・いや、何も無いって!」
「あらぁ〜ムキになる所を見ると・・・ふふん・・・」
「チャコ様も、あの言葉遣いを変えればキュートなのにねぇ」
「ぎゃははは〜そうじゃ〜そうじゃあ〜〜その通りじゃ〜〜」
「クスッ・・・マイクったら・・・ホントね」
「マイク・・・する?」
「えっ!?」
「レッスンよ・・・」
「あひゃひゃひゃ・・・何だか腹が減ったからさ・・・パンでも買ってくるわ〜君達も食べるかい?ワイエス・フラワーリング・ジェイピー・アイリスにア・ペコ・オブ・ジェイピー」
「クスッ・・・ちゃんと名前を言えたから私のおごりよ。広場に自然酵母を使ったパン屋さんがあるわ。そこで買ってきてよ。「淡水」っていうお店よ」
「流石、売れっ子ダンサーは気前がいいねぇ。じゃあ、ひとっ走り行ってくるよ」
「じゃあ、お願いね。それから、ササミジャーキーも一袋お願い」
「OK。じゃあ、レッスンは戻ってからね」
「うん。それまで、私たちはストレッチをしとくわ」
「じゃあ、行ってくるぞよぉ〜〜」
「クスッ・・・お願い〜〜」

 マイクは足取りも軽く石畳の上を走った。
 広場まではそう遠くない。空は晴れ渡り、空気も美味しい。絶好のランニング日和だ。
 マイクは肉球に大地を感じながらリズミカルに走った。突然、疾風が横切った。