ドッグダム(DOGDOM)
プリンス・ルイスの剣が青く光った。ルイスが剣を突き上げる。
ティガの喉を大覇王の剣が突き刺した。
「グッ・・・グッ・・・グアアアア〜〜〜〜!」
ティガは喉から鮮血を滴らせながら、城壁を越えて逃げていった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・」
「三匹とも・・・見事であったぞ・・・・我が息子ルイス・・・見事だ。」
「はい・・・父上・・・・仕留める事はで来ませんでしたが、深手は負わせたかと・・・」
「うむ・・・ティガは黒い森に逃げ去った・・・生きていたとしても、暫くは出て来れまい」
王妃レナがプリンス・ラムと共に駆けてきた。
「ソルジャー・マスター・・・私の息子!」
「レナ様!」
マスター・ソルジャー、サンは駆け寄ると、王妃の前に跪いた。
「ご無事で何よりです」
「貴方こそ・・・マイ、サン」
「さて・・・ティガは黒い森へ逃げ去り、ドッグダム城は取り戻した。残る仕事はあと一つ・・・だな・・・先ほどのハチベェ殿は・・・いずこ?」
「ここに控えております」
作品名:ドッグダム(DOGDOM) 作家名:つゆかわはじめ



