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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ドッグダム(DOGDOM)

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 べっちゃんは身を乗り出して確認した。確かにハイナではない。よく見るとヨーキーだった。毛が長いのでハイナと間違えたのだ。
 べっちゃんは、更に身を乗り出すと、声を大にして叫んだ。

「ヨーキー!・・・ゴメンっちゃよ〜!」

 アラン王子は苦笑いしながら城壁から消えた。


 ウィングが半分降りたところで、ガクンッ・・・と止まった。ハイナが滑車に丸太を差し込んだのだ。そのハイナもクッキーから胸を射抜かれた。

「クッキー!・・・跳ね橋が、止まったっちゃよ!不味いっちゃぁ〜!」
「くそっ・・・よしっ、俺が降りて丸太を外そう。気球を下ろせ!べっちゃん、援護を頼むぞ!」
「任しとけっちゃ!・・・一匹も近づけんっちゃよ!」


 クッキーが乗った気球がゆっくりと城内の広場に下りていく。
 ハイナ達は楯を笠代わりにしながら、槍で気球を射ようとする。べっちゃんは、その動きを監視しながら正確に射抜いていった。

「槍は投げさせんっちゃ〜よ!・・・それェ!・・・次は・・こっちぃ〜・・・あっちぃ〜!」

 だが、ハイナの数が多すぎる。射抜いても、射抜いても湧いて出てくる。
気球団は苦戦した。

 クッキーが乗る気球が城内に置いた。ハイナの放った矢が気球に突き刺さる。