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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ドッグダム(DOGDOM)

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 暫くして、白馬が潜む林からも青白い光が届いた。

「あ、あれは・・・・何の光だ・・・彼たちも聖なる剣を持っているのか?」
「ひょっとすると・・・・ひょっとするのかもな・・・」
「どういう意味だ、アラン王子」
「大覇王の剣だよ・・・・彼たちが持っていたのさ・・・だから、見つからなかった。あの輝きは聖なる剣の証だ」
「なるほど・・・そういう事か・・・」
「よし・・・マスター・サン・・・・行くぞ!」
「おうっ!・・・・このロープを叩き切れ!」

 二匹は剣を高く掲げると、太いロープ目がけて叩き付けた。太腿程もあるロープが、チュンッ!という音を立てて弾けていく。
 
「チュンッ、チュン、チュンッ・・・チュチュチュチュ・・・チュンッ!」

 ウィングを止めてあるロープが切れた。分厚い跳ね橋がゆっくりと降り始める。

「ギ・・・ギギ・・・ギギィ〜〜・・・・」

 ハイナに気づかれた。

「誰だ!ウィングを降ろす奴は!・・・止めろ!ウィングを止めろ!」

 場内が慌しくなってきた。

「だめだ!・・・ロープが切られている!・・・止まらないぞ!」
「くそっ・・・!侵入者だ!・・・配置に着け!・・・ティガ様に報告しろ!」