ドッグダム(DOGDOM)
「はい!ソルジャー・マスター、サン様」
「うむ・・・ソルジャーは王国を守るために存在する。」
「はい!ソルジャーは王国を守るために存在します!」
「ソルジャーは私利私欲を捨てなければならない」
「はい!ソルジャーは私利私欲を捨てなければならない!」
「ソルジャーは愛する妻を守らなければならない」
「はい!ソルジャーは愛する妻を守ら・・・・・」
「どうした?復唱しろ」
「最初の二つは分かります。で三つめは矛盾しているかと・・・」
「ハハハ・・・なかなか冷静だな。いいから復唱しろ!」
「は・・・はい!ソルジャーは愛する妻を守らなければならない」
「そうだ。お前は妻がいると言ったな。守ってやれ。もちろん他の皆も同様だぞ。だから、お前は青い森へ行け。」
「あっ!」
「トラジー・・・お前はソルジャーに任命されたのだ。この私はお前にとって上官になる。命令は絶対だぞ」
「・・・はいっ!絶対です!」
「よし・・・皆を頼んだぞ」
「はいっ!命に代えましても」
「よし・・・ソルジャー・トラジー・・・任務に就け。暫しの別れだ」
「はい!ソルジャー・トラジー、任務に就きます!お帰りを待っております!」
「よし。では、マイク・・・参ろうか」
「はい!マスター・サン」
「ちょっと待ちなさい」
「ハナビ神父・・・・何か?」
「二人に神の祝福を」
「ありがとうございます・・・では、ありがたく・・・マイク、ここに来てハナビ神父の前に跪くのだ」
「あ、はい!」
作品名:ドッグダム(DOGDOM) 作家名:つゆかわはじめ