ドッグダム(DOGDOM)
ハイナ達が怯んだ。
「うっ・・・こいつ・・・何で、死なない・・・」
トラジーは懐から大きな袋を出した。大きく開いた切り口から、鯛焼きが零れ落ちた。
「貴様ら・・・よくも俺の大事な鯛焼きを・・・絶対に許さん!ウグァ〜〜ガァ〜〜」
閻魔大王の形相。怯んだハイナは隙だらけになる。その隙を突いてマイクが切り込んだ。元々、ハイナ族は烏合の衆だ。バラバラと崩れ落ち、シッポを巻いて逃げていった。
「やった!・・・ハイナ達が逃げて行くよ〜!」
ココ達は飛び上がって喜んだ。タカコがトラジーに駆け寄る。
「死んだかとおもったぜ・・・それにしても強いな・・・どうした?震えてるいのか?」
「ああ・・・・怖かった・・死ぬほど怖かった・・・ブルブル・・・」
作品名:ドッグダム(DOGDOM) 作家名:つゆかわはじめ