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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ドッグダム(DOGDOM)

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「お前達の奴隷なんかになってたまるか!」
「ケッケッケッ・・・口だけは達者だな・・・・じゃあ、死んでもらうぞ。後ろの女達、命は助けるが一生奴隷として使ってやる。ケッケッケッ」
「そんな事はさせるか・・・タカコは・・・俺が守る」
「おいおい、シェフ・・・皆を守ろうや・・・」
「うっ・・・判ってる。今のは俺が言ったんじゃない」
「あ〜〜はじめっちか・・・こんなシリアスな場面に良く冗談できるな。きっと二人が上手くいっているから・・・意地悪したんだ。はじめっちらしい・・・さぁ、シェフ・・・覚悟はいいか!」
「おうっ!」

 マイクとトラジーは牛刀を振りかざしてハイナの集団に突進していった。牛刀と剣が当たり火花が散る。

「カッ・・・ジャリーン・・・カッ・・・カッ」
「飛んで火にいる夏の犬だな・・・」
「皆、ボチボチ、仕留めてやれ」
「あうっ!・・・」
「シ・・・シェフ!」

 ハイナの剣がトラジーの腹部を突いた。トラジーが尻餅をついた。

「あうっ・・・」
「トラちゃん!!・・・私のトラちゃん!」

 トラジーの許へ駆け寄ろうとするタカコを、ソラ達が必至で止めた。

「タカコさん!・・・行ったら殺されちゃう!」
「だって・・・だって・・・私のトラちゃんがぁ〜〜」

 タカコは涙を流しながら暴れた。トラジーがゆっくりと立ち上がった。

「えっ!?・・・トラちゃん」