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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ドッグダム(DOGDOM)

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「おおっ!・・・ワイエス・フラワーリング・ジェイピー・アイリスとア・ペコ・オブ・ジェイピー。それにハナ・・・無事だったか」
「さっき目が覚めたのよ〜とんでもない事になってるわね〜」
「いいか、皆。命が惜しかったら必死で走れよ!」
「とらちゃん・・・私、怖い!」
「安心しろ・・・俺が守ってやる。ハイナのヤツ等、襲ってきたらこの愛用の
牛刀で退治してやる。・・・愛しているぞ、タカコ。手を・・・手を離すなよ」
「トラちゃん!・・・私も愛してる!」
「シェフ・・・俺にも牛刀を貸してもらえないか?」
「ああ、何本でも持って行け」

 一団は東の青い森へと向かって走り出した。難を逃れた犬達は後を追った。町を抜け森に入った。左右の雑木が揺れている。

「不味い。ハイナだ・・・ハイナに囲まれているぞ。皆、走れ!」

 ハイナが現れた。一団は行く手を塞がれてしまった。

「くそっ・・・何匹いるんだ・・・一〇、一一・・・・一五か・・・こうなったら破れかぶれだ!行くぞ!シェフ!」
「おう!」

 マイクとトラジーは牛刀を握り締めると前へ進み出た。少しずつ間合いを詰めていく。ハイナ達は既に勝ち誇った様に余裕の構えで待ち構えていた。

「ケッケッケッ・・・二人でどうしようと言うのだ・・しかも、そんなぺらぺらの牛刀なんかで・・・大人しく囚われて奴隷になれ」