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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ドッグダム(DOGDOM)

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 再び拍手と嬌声。
 モモコ、ココ、ソラの三匹はステージから少し離れたテーブル席に案内された。ウォーム・ミルクを三杯・・・モモコが注文した。場慣れしている。

「あ・・・シナモンスティック・・・ございます?」
「はい」
「じゃあ、三本いただけますか?」
「かしこまりました」

 ウェイターのシュナウザーが笑顔を残して去っていく。

「ソラちゃん・・・今、何を注文したの?」
「シナモンスティック。シナモンの皮で出来た棒なの。それでミルクを混ぜると、恋の香りがするのよ」
「流石・・・セレブだわぁ〜。恋の香りかぁ・・・早くこの鼻で嗅ぎたいわぁ。ねぇ、ココ」
「うん。嗅ぎた〜い!」

 ウェイターのシュナウザーがウォーム・ミルクとシナモンスティックを三本、トレイに載せてやってきた。

「お待たせいたしました。三ドッグ・三キャットになります」
「じゃあ、割りカンね。一人、一ドッグと一キャット」
「あ、ここは私が払います・・・パンも鯛焼きも頂いたし・・・」
「いいよ〜あれは、あれ。これは、これ・・・」
「ううん。それに、誘っていただいたし・・・・あ・・・ドッグはあるけど、キャットが無い」
「やっぱりセレブだわぁ・・・じゃあ、私が三キャット払うわ」
「すみません・・・じゃあ、はい、三ドッグ」