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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ドッグダム(DOGDOM)

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「ううん・・・全然、いいよ〜・・・・あっ、バゲット二本ですね。畏まりました〜!三ドッグですぅ!」
「へへへ・・・ダックスのお姉さん・・・飾り毛がかわいいねぇ・・・触ってもいいかなぁ・・・どう?僕と付き合わない?ひひひっ」
「きゃっ・・・モモコ・・・助けて・・・」
「こらぁ!・・・あんた等、何やってんのよう!商売の邪魔をすると衛兵を呼ぶわよ!」
「おっとっと・・・へへへ・・・軽い冗談じゃねぇか・・・おい、行こうぜ」
「ふんっ・・・後でほえ面かくなよ〜ひひっ。そうやって粋がっていられるのも今の内さ」
「何・・・あいつら・・・あの二匹・・・ハイナよね。何で街をほっつき歩いているのかしら」
「うん・・・ありがとう・・・・怖かったぁ」
「どうせ、直ぐに衛兵に抓み出されるわね。ココ・・・もう少しで売り切れちゃうからさ・・・そしたら、ドギーバーに行こうよ!」
「うん!行きた〜〜い!」

「あの〜〜バゲットを一ついただけませんか?・・・くしゅんっ」
「いらっしゃいませ!・・・・・・花粉症?」
「えっ?・・・はい・・・くしゅんっ」
「えっと、バゲット・・・お客さん、ラッキーだわ。最後の一個よ」
「あ〜〜よかったです・・・お幾ら?」
「一ドッグでいいわ」
「えっ!・・・くしゅっ・・・ほんとに?・・・くしゅっ・・・」
「何だか、かわいそうな位・・・辛そうね・・・」
「もう、慣れっこですけど・・・くちゅっ」
「いいわ。それ、持っていって。只でいいわ」
「そんなわけには・・・お金ならありますから」
「そんなんじゃないのよ・・・あげたいの。食べて」
「ほんとに・・・いいんですか〜?ありがとうございます」