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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ドッグダム(DOGDOM)

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「むむ・・・苦いのぉ・・・・」
「申し訳ございません・・・賢王ミウ様・・・良薬なれば・・・」
「少し楽になったようだ・・・休むとしよう・・・マスター・サンよ」
「はい。賢王ミウ様」
「バドワイザー・オブ・アワジ・イシカワ」
「はっ!私を本名で呼んでいただき光栄でございます」
「バドワイザー・オブ・アワジ・イシカワよ・・・レナを守ってくれ」
「はっ!・・・この命に代えましても必ずお守りいたします!」
「ふふっ・・・マスターをお前に継がせたのは正しかったな」
「ありがたき・・・・お言葉」
「さて、サンがいれば安心だ。・・・ハチベェに褒美を忘れるなよ」
「承知致しております・・・今、お食事をして頂いております。褒美は後日、届けさせましょう」
「うむ・・・・では少し休むとしよう」
「はい・・・あなた・・・ごゆっくり・・・側にいますよ」

 賢王ミウは静かな寝息を立てだした。
 
 王室は正しく蟻の子一匹と入れない程、鉄壁に守りを固めた。
 マスター・サンはバルコニーから街を見下ろした。いつもの平和そのものだった。


 ドッグダム広場は犬で溢れかえっていた。
 自然酵母のパン屋「淡水」は、行列が出来ている。看板娘のモモコは大忙しだった。幼馴染のココが手伝っている。

「は〜〜い!天然酵母使用の焼き立てパンですよ〜順番にお願いしま〜〜す!・・・ゴメンね、ココ・・・・折角遊びに来てくれたのに手伝わせちゃってぇ〜」