ひとつだけやりのこしたこと
日記「さとみの離婚が成立しました」に対するさとみのコメント
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長かったね。
毎日、泣きながら電話して、つらい気持ち話して、時には、押さえ切れなくなったイライラをつださんにぶつけて、悲しい気持ちにさせてしまったり、苦しめたり・・・ごめんなさい。
でもね、もう大丈夫!
離婚届けを渡す時、なんにも動揺しなかった。まっすぐあいつの目を見て、笑顔で話せた。
「お久しぶりです」って。
そんな自分がうれしかった。
ずっと、つださんが支えて、一緒に戦ってくれたから、ここまで来れたんだと思う。
一人だったら、まだ泣いてたよ。
泣きながら、言われるままに借金やゴミを全部押しつけられたまま離婚してたかも知れない。
支えてくれる人がいるって幸せなことだね。
遠くからでも、見守られてるって思うだけで、気持ちが穏やかになるの。
でもね、これからは、違う。
つださんに支えられるんではなくて、一緒に歩くの。
そして、時々は私がつださんを支える。
つださんとふたりで幸せになります。
ふたりとも、しあわせになるには努力が必要なことを知っているから。
作品名:ひとつだけやりのこしたこと 作家名:つだみつぐ