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つだみつぐ
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novelistID. 35940
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ひとつだけやりのこしたこと

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どうしてもわからなくなったことがある 2009年05月18日 11時14分
 
夢うつつのまま、携帯を開いたその時

 おはよう
 起きた?
 わたしの大好きなつださん

その声で
ほんの一瞬で
からだ全部が暖かさで満たされるよ
返す言葉が見つからないよ
しあわせで愛しさで胸が苦しいよ

いまこの瞬間
わたしほどしあわせな男はどこにもいないよ

ああ
あなたに出会ってから
初めてわかったことがたくさんあるよ
愛について
しあわせについて
愛し合うしあわせについて


だけどね
どうしてもわからなくなったことがあるの

ただひととひとが愛し合うそのことだけで
こんなふうに
ほかに何もいらないほどしあわせなのに
なぜみんなそうしないのだろう
ほんきで正しい相手をさがしあてて
ためらいも照れもかけひきも捨てて
まっすぐ愛し合わないのだろう

思いやり合うことがこれほど気持ちいいのに
なぜ傷つけ合うのだろう

与え合うことがこれほど楽しいのに
なぜ奪い合うのだろう

なぜ
ものもお金も
必要な範囲を超えて欲しがるのだろう
そのためにあくせくしたまま死んでいくのだろう

教えて
もし知っていたら

つださんはなぜ以前はこんなふうにできなかったの?
わたしはいままで何をしていたの?