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つだみつぐ
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novelistID. 35940
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ひとつだけやりのこしたこと

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長崎空港送迎デッキ  2009年04月12日 12時09分
 

あれに乗ってきたんだね
ねえ わたし 怖くなかったよ
降りる時は 外を見なかったけどね

のど痛いの 治った?
お薬 ちゃんと飲んだ?

空から見えたよ
ここに住んでいるんだって
一緒にここで住むんだって

来ちゃったよ

ちょっとどきどきしてる

ほんとはすごくどきどきしてる

ほんとうに来ちゃったよ


これは海だよね
飛行場が島なんだね
小さくてすてき

あかるいね

ねえ わたし
つださんのことが大好きなんだよ
ほんとうだよ

こんなに好きになったこと ないんだよ
こんなにしあわせになったこと ないんだよ


あ あんなに小さな飛行機でも 飛ぶんだ

ねえ つださんの家はどっち?


ねえ

ねえ

大好きって言って
ここで言って





−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【註】少し後にそのときのさとみの言葉をわたしが日記に書き留めた。