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「・・・・信じても良いのか？」
「俺はシシリー生まれだ。嘘は言わねぇ」
「分かった。じゃあ、互いにシッポを振って誓いを交わそう」
「仲間に入れてくれるのか」
「待っていたよ、ペスカトーレ」
「ありがたい、チャーリーJr.」

チャーリーＪｒ．とペスカトーレは互いのシッポを振って誓いを交わした。周囲から安堵と歓喜の声が上がった。

「ペスカトーレの所は、これで全部だな？」
「チャーリーＪｒ．俺を見損なうなよ。ニュージャージーとブロンクスから凄い数がこっちへ向かっている」
「・・・数は？」
「ニュージャージーとブロンクス併せて・・・５万だ」
「本当か！？」
「嘘は言わねぇって言ったぜ」
「ハハハ・・・流石だ、ボス。これで15万匹が集結だ」
「凄いぜ。ハハハハハハ・・・・・」

「皆！聞いてくれ。この、ペスカトーレが仲間に加わった。間も無くニュージャージーとブロンクスから・・・それにロックランド郡からも応援がやってくる。全部で１５万だ！」

オ〜〜とも、ウ〜〜とも言うどよめきが響く。
自ずとテンションが上がっていった。
数は力を生む。そして、それが一つになれば物凄いパワーとなる。だが、目的は破壊でも略奪でもない。

「皆、いいか！１５万匹が集まれば、恐れるものは無い。だが、これは力の戦いではない！皆が一つになって人間の心に訴える、非暴力の戦いだ。俺達の・・・言葉無き抗議だ！・・・力や抗いからは何も生まれない。俺達は生きる権利を主張する！そして、再び家族の元で暮らせるように訴える！いいか！言葉は通じないぞ！態度で示すんだ！皆！・・・・シッポを振れ！」