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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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CHARLIE'S 23

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第16章・言葉無き抗議「前編」

11月24日。
間も無く真夜中の零時になろうとしている。
ニューヨークの街はダウンタウンとハーレムの一部を除けば静まり帰っていた。アヴェニューを走る車も疎らだ。
唯一箇所だけ、昼間の様に煌々と輝ける場所があった。

パーク・アヴェニュー、49丁目と50丁目の間。ウォルドルフ=アストリアホテル。
物々しい警戒態勢が布かれていた。
利用者はVIPに限られ、ホテルの前はニューヨーク州警察と報道陣でごった返していた。
混乱を避け、真夜中にハーバート・クラーク・フーバー大統領がニューヨーク州知事、フランクリン・デラーノ・ルーズベルトとの会談の為にやってくる。
この春、ニューヨーク州知事に就任したばかりのルーズベルトは、アストリアホテルでその時を待っていた。


チャーリーズ・23がセントラルパークに集まった。
場所は地下道入り口の噴水前。

「いよいよね、チャーリーJr.・・・何だかドキドキしてきたわ」
「うん・・・ミウ・・・下の犬達に準備をさせてくれ。静かに頼むよ」
「分かっているわ・・・100匹ずつのグループに分けて、リーダーも決めているの・・・アラン、ゴン・・・行きましょう」
「よっしゃ〜〜何だか、熱くなってきたぜ。なぁ、アラン」
「ここまで来たら、成功させなきゃあな!・・ヤッたるか!・・・じゃあ、行ってくるよ、チャーリーJr,」
「うん・・・じゃあ、後で・・・Dog Bless!」
「Dog Bless!」

「マイク・・・準備は出来ているか?」
「勿論さ・・・ウエスト・サイドに1万匹が控えているぜ。一声で行動に出せるよ」
「流石だな・・・もう、立派なリーダーだな」
「俺、皆の為に頑張るよ」
「頼むぞ」
「うん。ウエスト・サイドは俺が責任を持つ」
作品名:CHARLIE'S 23 作家名:つゆかわはじめ