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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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CHARLIE'S 23

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「う〜〜〜ん・・・・・ベッ」
「ああ・・・じゃあ・・・ベッちゃんだね」
「そうっちゃ!・・・・ベッ・・・ちゃ!」
「分かったよ。ベッちゃんは蘭丸さんとはどういう関係だったの?」
「愛人だったっちゃ!」

爆弾発言に皆が唾を飲み、シッポを丸くした。

「ほ・・・本当かい?」
「嘘っちゃ!」
「ハハハ・・・・冗談か〜ビックリしたよ。あの年で愛人が居たのかって・・・そういえば、蘭丸さんも冗談が大好きだったよな」
「そうっちゃ・・・大好きだったっちゃ」

「皆・・・少し俺に時間をくれないか?」
「君はコットンクラブのチャーリーJr.だね」
「久しぶりです・・・ハナビ神父」
「いや・・・神父は、今日だけで・・・・」
「いや・・・ハナビさんは立派な神父さんですよ・・・ちゃんと神様にお仕えしている」
「うむ・・・まあ、嬉しいが・・・で、何かね・・・皆、蘭丸の友人、知人だ、遠慮はいらないよ」
「はい・・・皆さん・・・・あの煙突が見えますか」

チャーリーJr.が指差す先には保健所の煙突が見えていた。モクモクと上がる黒煙が意味するものは、皆、わかっている。

「あの煙が耐えたことが無いな・・・・」
「青い車に捕まったら、あそこへ連れて行かれて・・・焼かれるらしいわ」

「その通りです。蘭丸さんの危惧・・・心配事は、想像以上です。青い車で連れて行かれたら・・・殺されて、焼かれます。すでに、巨大な檻も満杯の状態。みな、死を待つだけなんです。そんな事・・・許しちゃ駄目だ・・・ニューヨークの捨て犬は既に5、000を超えています。このままだと、もっと・・・もっと増えて行き、黒い煙にされてしまう。一緒に立ち上がって欲しい!今、食い止めないと仲間が・・・・多くの仲間が死んでいきます。亡くなった蘭丸さんもそれを悲しんでいました・・・今、そこにいるトラジー・ボス。そして、ダムダム団のリーダー、マイクが仲間を集めてくれています。その数も2、000を越す。ほかにも、セントラルパークの、ミウ、ゴン、アラン・・・チャイナタウンのタカコ。皆、協力してくれています。一緒に戦いませんか!?」
作品名:CHARLIE'S 23 作家名:つゆかわはじめ