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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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CHARLIE'S 23

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「ウエスト・サイド?・・・・あのクソガキのマイクか・・・ジェイ・・・アル!何匹だ!・・・チャイナとコリア、それに、ウエスト・サイドを合わせたら何匹になる!?」
「・・・はひっ・・・・・と、とんでもない数になりますぜっ!」
「くそ・・・・あのクソガキ・・・甘い顔してりゃ、付け上がりやがって」
「マイクは、もうガキじゃないよ」
「数集めりゃ良いってもんじゃねぇ・・・協定は、組まない。だが、手は貸そう。その代わり、ニューヨーク州のボスに俺が収まる。勿論、皆を平等に扱うさ・・・それでどうだ?俺が・・・ボス・・・だ」
「権力に執着する犬を信用しろって言うのか?これだけイタリアに拘ってきて、そう容易く平等になるとは思えないね・・・ちゃんとした協定・・・約束が必要だ」
「じゃあ・・・・交渉は決裂だな」
「そうか・・・仕方が無いな」」
「フン・・・せいぜい烏合の衆で頑張るんだな」
「最後に言っておくが・・・事が終わるまでは手を出すな。さも無くば、本気で10万の大群が此処を襲うぞ」
「ジュ・・・十万だと!?」
「そうだ・・・十万だ・・・・ダウンタウンは木っ端微塵だ。だから、邪魔はするな」
「判った・・・邪魔は・・・しねぇ」
「じゃあ、帰らせて貰う。ペスカトーレ・・・後ろのイタリアーノ達を退かせろ」

ペスカトーレの子分達が気色ばんだ。身を乗り出す。

「まて!・・・手を出すんじゃない」

子分達は歯軋りをしながら道を譲った。
チャーリーJr.は振り返る事も無く、ビルの影へ消えていく。
交渉は決裂した。
作品名:CHARLIE'S 23 作家名:つゆかわはじめ