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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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CHARLIE'S 23

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「う・・ううっ・・・・」
「どうしたの?お腹が空いているんでしょう?」
「胸が・・・胸が一杯で・・・生きてて・・・良かった・・・ありがとう・・・ありがとう」
「ハハ・・・それくらい何よ・・・早く、食べ・・・チャイナ」

ミックスは体を起こすと無心で貪った。

「余程、お腹が空いていたようね・・・それより、誰だっけ・・・チャーイナ?」
「ハーレムのチャーリーJr.だ」
「チャーリーJr.・・・事情は分かったけど・・・ハーレムの犬が此処に居る理由は何?」
「このエリアにはどれ位の犬が棲んでいる?」
「う〜ん・・・正確には分からないけど5〜60ってとこかしら」
「ノラは?」
「一匹も居ないわ。いたらパスタに殺されちゃう」
「ペスカトーレだな」
「そうよ。私たち飼い犬だって安穏とはしていられないわ」
「ギャング犬はどれ位だ?」
「そうね〜棲み付いているのは100くらいだけど、宿無しや息の掛かったチンピラを合わせたら300を超えるわね・・・それに」
「それに?」
「コリア・・・」
「コリアもギャングの一味なのか?」
「分からないわ。拠点はミッドタウンだけど、点在してるし、誰も寄せ付けないからラッキー・ルチアーノも手を焼いているみたいだけど・・・ここよりも数が少ないから深くは干渉していないみたいよ。きっと、旨みがないんでしょうね」
「コリアのボス犬を知っているか?」
「世話役のトラジーさんだって噂だけど・・・噂よ。見た目は普通のオジサン犬だけどね・・・裏ではボスだって噂なの」
「そうか・・・ありがとう」
「で・・・どうして?」
「?・・・・何が?」
「ハーレムの犬が此処に居る訳を聞いていないわ」
「うん・・・・実は・・・・・」
チャーリーJr.は押し寄せる犬たちの危機について話した。
このままでは大量虐殺という大惨劇が起きるという事・・・そして、ウエスト・サイドに数百匹が集結している事も・・・。
作品名:CHARLIE'S 23 作家名:つゆかわはじめ