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海野ごはん
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あなたとロマンス

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ピクニックKISS








今年のGWの連休は4日続けてだ。ゆっくり僕は起きた。

僕は一か月前に知り合った彼女に電話をした。

「陽子 どうしてる?連休は休みなのか」

「休みなんだけど窓の外がうるさいわ。街中パレードでゆっくり寝てられない」

「出ないか?ピクニックに行こう」

「ピクニック?」

陽子はオクターブあがった声を出した。

「ああ、連れてってやるよ」

「いきなりピクニックだなんて嬉しいけど、『連れてってやるよ』じゃなくて『行きたい』でしょ」

「それでいい。11時に迎えに行く」

「どこにいくの?」

「静かな場所。楽しみにしといてくれ」

僕は電話を切って、ランチの準備を始めた。

玉葱としその葉とイタリアントマトを酸味のある特製のドレッシングで漬け置いたもの、窯焼きパン屋で買ったガーリック風味のバケット。

コショーが効いたスモークビーフは30分で簡単に作れる自慢の僕の手料理だ。

それからチーズを3種類、自家菜園のグリーンを4種類、そして赤ワイン。これは安物だ。

他にワイングラスを籐のバスケットに入れた。



作品名:あなたとロマンス 作家名:海野ごはん