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ところてん
ところてん
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勇者「ああああ」の大冒険

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冒険の書5:ああああLv.5


「ドキドキするな~,初めてのボス戦だし」
「いつも通り戦う,それで大丈夫だって」
「じゃあ,入るぞ」

?!

そこで見たのは日本・・・いやどこの世界でも見れないような光景だった
勿論・・・凄惨という意味でだ
「なっ!・・こんなのってあんのか?!」
「これは・・酷い・・酷過ぎるな」
俺たちがそこで見た景色は魔物共が村から連れ去った子供たちを殺しているところだった
子供たちは酷く怯えて処刑台と思わしき場所に立たされていた
「クギャア!新しいニンゲンどもだ」
「のこのこ殺されにニンゲンどもがきたぞ」
「さっさと殺して宴を再開するぞ」
・・・・・
「宮地・・・この戦いは負けられないな」
「当たり前だ」
俺は槍を構え魔物共に突撃していった
魔物共に槍が刺さる度に血飛沫が俺の顔を汚していった
隣では宮地がガンブレードを片手に魔物を斬り伏せていた
「ちっ!数が多すぎる!」
「いくら武器が強くても俺達の体力じゃ限界があるぞ」
俺達は一旦引いて態勢を整える事にした
「ほら,薬草だ・・・すぐにまた行くぞ」
「ありがとう,林・・・まだ50ぐらいいるな・・・」
そう言われて俺は後ろを振り返ると魔物共の増援がきていた
「宮地・・必殺技みたいなのはないのか?」
「あるにはあるが・・・単体なんだ」
「そうか・・・」
「時間がないな・・行くぞ!」
そこからはさっきの繰り返しで俺は魔物共を突き刺していく
だが,魔物共の数が減る気配は一向にしない
いくら倒しても後ろから魔物共が湧いてくる
「くそっ!負傷覚悟で奥まで突っ切るぞ!!」
「分かった!!」
「邪魔だ!どけぇえ!!」
俺達は脇目をふらず奥まで走り抜けた
奥には豪華なイスに座った奴がいた・・・
「ナ・・ナニッ!ニンゲンごときがここまできたのカ?!」
「貴様が指揮官か?!」
「ソウダ・・ワタシが魔王軍南部侵攻勢の指揮官・・オズモフだ!」
「てめぇの名前なんか聞いてんじゃねぇよ!」
「今すぐぶち殺してやるからかかってこい!」
「ニンゲンごときが・・・」
「林・・あいつに必殺技をぶちかますから注意を引きつけてくれ!」
「分かった!さっさと準備してくれよ!」
俺は槍を持ってオズモフに攻撃を繰り返していた
「ハハハ・・ニンゲンの攻撃はこんなものか」
「ほざけっ!!」
「どれ・・少しチカラを出してあげましょウ」
「くっ!ここまでなのか?!・・・宮地!!」
「うぉぉお!!必殺・爆裂斬!!」
そう宮地は言うと人間なら心臓がある部分にガンブレードを突き刺した後・・・・
ゆっくりと力強くトリガーを引いた
その瞬間,オズモフの肉体は爆発にみまわれ,半身が吹き飛び周囲にドス黒い血が降り注いだ
「これでやったか?!」
「なんつう破壊力だよ・・・」
「ニ・・ニンゲンガァァァアアア!!!」
「あいつまだ生きてんのか?!」
「コノワタシがマケルはずガない」
そしてオズモフは猛り狂った腕で俺達を攻撃する
しかし怒りのせいか攻撃は単調,狙いは合ってない
「そろそろ決着ををつけるか・・オズモフ!!」
「グガァァァアアア!!」
「これで終わりだ!必殺・ドラゴンダイブ!!」
俺はそう言って高く跳びあがると槍を両手で携えオズモフの半身めがけて急降下した
オズモフの半身はさらに半分に裂かれ,その後全てが塵となり消えた
「なんだよ林,お前も必殺技覚えてるじゃねぇか」
「今さっき覚えたばかりだ」
「必殺技てのは威力が半端ねぇな」
「・・・話しは置いといて子供たちを助けるのが先決だ」
幸いオズモフを倒したら魔物共は蜘蛛の子を散らすように逃げていった
「大丈夫か?!お前達!」
「うっ・・・うぇぇぇえええん!!!」
「怖かったよー!!」
・・・今回は仕方が無かったとはいえ子供はすぐに泣く,だから苦手だ
「後は任せた,宮地!」
「俺に全部,丸投げかよ!!・・・そういやレベルが2ぐらい上がったぞ」
「そうか!」
「さて,子供達を連れて村に戻りますかね」
「あぁ,そうだな」
・・・ダンジョンを脱出できる魔法があればいいんだがな
今回は疲れたな・・しっかし魔王軍っていう事は何回か戦わなければいかないのか
愚痴ばかり言ってる訳にはいかないから村に戻るか
おっと念のためにボス部屋前のセーブポイントでセーブしとくか