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魔法使いミカちゃん

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学校は、明日から夏休み。
それなのに ミカちゃんは、少し元気がありません。
お母さんは、尋ねました。
理由は、『夏休みの間に魔法が使えなくなったらどうしよう』というのです。
お母さんは、ミカちゃんに お使いやお手伝いなどを書くように言いました。
「魔法使いの修行です」
言ったものの お母さんは、心配でした。
ミカちゃんが、忘れていることがないか 見ながら補足しなければいけません。

でも、そんな心配は、いらなかったようです。
ミカちゃんは、夏休みの間じゅう、朝起きてから夜寝るまで、寝ている間も枕の横に『魔法のノート』を置いてお手伝いをしてくれたのです。
そして、夏休みが終わる頃には、ノートはもう書くページがなくなっていました。
「ミカ、次のノートを 魔法使いの先生に頼まないといけないね」
「う…うん…。もうだいぶん魔法使えるようになったけどなー」
「じゃあ。今夜 お母さんが どうですかって聞いてみるね」
「本当? 大丈夫だといいなー」
ミカちゃんは、少し不安な顔で お母さんを見ました。
「じゃあ、早く寝ないといけないね。魔法使いさんは、夜に飛んでくるから」
お母さんの理由は むちゃくちゃでしたが、結果が気になるミカちゃんは、早く布団にもぐりこみました。
作品名:魔法使いミカちゃん 作家名:甜茶