魔法使いミカちゃん
翌朝、魔法のノートを持って ミカちゃんが起きてきました。
「おかあさん、おはよう。ねえ、これを見て」
ミカちゃんが差し出したノートの表紙の金色の星には 花丸が書かれていました。
『おめでとう!魔法使いミカちゃん。これからもがんばってください』
ノートの表紙いっぱいに書いてありました。
「これ『まほうつかい』って読むんでしょ」
お母さんは、いつか本当のことがわかる日まで 内緒にしておこうと思いました。
ミカちゃんの目に映った金色の星を お母さんは、にっこり見つめました。
― 了 ―