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ぼたん

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――掛け違えただけかもしれませんね、私たち。
出会っていればきっと恋をして愛し合っているかもしれない。
もっと早くに出会いたかった。あなたの考える全ての事が私の心に同調する。
同じように考え、同じように好きになり、同じように居られると思うのです。
私の気持ちに応えてくれませんか?応えて欲しいと願います――

――あなたの気持ちが言葉の姿になりましたね。嬉しく思います。
でもきっとそれは、幻。ココで言葉を交わし、感情を見せ、本当の気持ちを語っても、
きっとそれは、この時だから……あなたも私もきっとそう思う年齢になっているから
ではないでしょうか。そういう経験をしてきたからではないでしょうか。
掛け違いというのはボタンの例えですか?いかにも文学的 笑 。
でも今どきは、釦穴のないものも 飾りだけの釦もあるのです。
このまま、ありきたりのボタンで居させていただきたいと思います。
もう人に合わせるのも、気持ちを絞るのもしたくないの。
だから、心の思いを文字に変え、アクセントとアクセサリーをつけて文章にしています。
それは、あなたへの囁きかもしれない。あなたへの情熱的な感情かもしれない。
友だちのような親しさと恋人のような優しい温もり。
たくさんの言葉を綴ります。だから このまま……いたい。
だから…どこにも行かないでくださいね。
ココで私の言葉を見つめてください。感想コメントください。アドバイスください。
あなたの綴る言葉で感動したいです。慰められたいです。癒されたいです。
これからも……筆者と読者。――
作品名:ぼたん 作家名:甜茶