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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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「……」

 こいつ、何を言っているんだ? 何で、いきなりこんな真面目なことを言うんだ?

「何が言いたいんだ?」

 さらに、刃のような鋭い視線に未知流を睨み付ける。周囲から張り詰めた空気を感じるが、そんなのは気にしない。

「わたしは……未知流の初めての友達になりたいの!」

 ニコッと笑顔。

「とも……だち……!?」

 !!

 さっきまでの鋭い目つきが、一瞬にして大きく見開く。

 未知流は、耳を疑った。コイツの言ったことは間違いではないのかと。こんなあたしに、それはありえない。と思ったが、

「そうよ、友達よ! だって、未知流はいいヤツだもん! それにわたしはほっとけられないの! 中学の未知流を嫌っているヤツらのせいで、わたしらみたいにどんな人なのかも何も知らないまま、嫌うって言うのも筋違いにも程があるわ。それに、わたしはほっとけられないの! そんなヤツらのせいで、自由に行動する権利まで失われるのが! 未知流、やろうよ一緒に! わたしはそんなヤツにはならないし、なるつもりは毛頭ないわ! どんなことになっても、裏切らないわ!」