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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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 とりあえず、不満な表情で目の前にいるネオを見つめる。そして、付き人のように舞永朱莉が後ろにいる。ネオの顔は相も変わらず輝かしい笑顔で眩しかった。なんで一日中、明るさを保てるんだよと、彼女に問いたくなるが、それはまた別の話。

「ねぇ、やろうよ!」

「何をだ?」

「とぼけないでよ~、音楽よ、音楽! O・N・N・G・A・K・U!! 一緒にやろうよ、ねぇ~え」

「断る」

 ネオのふざけた台詞を凍てつく波動ならぬ台詞で、カチンコチンに凍らせる。未知流はカバンの紐を右肩にかけ、後ろの扉から廊下へ出ようとするが、

「うぅ~ん、わたしはそんなこと、気にしていないんだけどなぁ~」

「え?」

 意味深な発言に、未知流は思わず、未だに自分の机の前にいるネオに振り向く。

「だって、わたしと何も変わったところなんて、どこにもないじゃん」

「は?」

「そりゃあ、怖そうに見えるかもしれないけど、普通に会話したら面白いし、わたしから見ると、なんで外見だけで判断するだろうって思うもん。だって……大切なのは中身でしょ。それを知るには話すしかないじゃん。それを人の姿で判断するは、すごく失礼だと思うんだけどなぁ~」