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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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「……あ、あの、ここまでやって申し訳ないんだけど……ネオ……」

「何?」

 ネオは何が何だか分からず、ぽかんとしたまま、自分より長身である未知流の豹変した顔を見つめる。

「ま、周りが」

「へ?」

 未知流の長身で見えないので、無理矢理、首を左に向ける。すると、

「え……ええっ……!?」

 ――学生たちに囲まれていた。

 「いやあ、青春だねぇ。(ニヤニヤ)」、「これが真の友情かぁ」、「か、感動した……!」、「泣けるぜぇー!(感涙)」と様々な反応が飛び交う。正に二人のやり取りは、リアルドラマそのものであった。タイトルをつけるなら、『青春の扉』とでも言うべきか。

「う、ううう~……っ」

「み、みちる!?」

 変な呻き声をあげる未知流に、ネオに戦慄が走る。

 顔も真っ赤になり、目もぐるぐると渦を巻き、血迷って口から何かが……十年以上前にあった怪獣映画のように、灼熱の光線を今にも、今にも、吐きだしそ――、