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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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 もう自分に難癖を付ける必要もなくなった。心の内にある汚れたものが、すっかり洗い流された気がする。

 はじめて自分という『存在』を認めてくれた、はじめての友達――ネオ。あたしのことを大事に想ってくれる、大事な、大事な友達。彼女が自分のことを想うように、ネオのことを大事にしようと、未知流は強く思った。

 ひとりぼっちの生活も、描いていた計画も、これにて終了だ。自分で自分を傷つけたりすることも。

 そう思うと、胸に何か熱いものが込み上がってくる。

 数百キロもあった重荷から解放されたからなのか、涙目へと変わっていく。我慢しようと努力しても胸の爆発はもう抑えられない。『寂しかった』と『嬉しい』という、混ざり合って気持ちを爆発させたい。もう我慢の限界だ。


 泣いてちゃえ!


 ――だったのだが、

「……!」

 あたりを見回して、未知流の顔は真っ赤に変色していく。