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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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「やろうよ。一緒に」

 未知流に見えないが、真剣な顔ともの言いで誘ってくる。

「この期に及んでまだ言うのかよ。 あんだけ迷惑かけといて!」

 未知流はネオの方へと振り返り、キッと顔をあげ、

「だいたい、なんでそこまでしてあたしをおっかけてくるんだよ! 気持ち悪いんだよ! あんたのせいで、力を奮ったおかげで、また変な噂が広がり、一か月も立たないうちに、学校での居場所もなくなっちまうんだ! どうしてくれるんだよ! もう終わりよ!」

 自分の気持ちを叩きつけるように鋭く言い、

「ああ、そうか。この一連の流れもあんたのシナリオってわけか。あんたのその忌々しいほどの行動力は、あたしを追い出すために使っているんだろ? あたしの知らないところで陰口を叩く汚いヤツらの願いをかなえるために、仕組んだんだ。 まったく、あたしを堕とすところまでとことん堕とすんだね。そうだろ? そうなんだろっ!!」

 絶叫へと変わっていき、ドン! と行き場のない怒りの矛先を地面に叩きつけた。その態度に駅へ向かう学生たちが、一瞬、彼女の方へと向く。

 しかし、未知流は理解していた。例え、ネオに銃口を向けたところで、敵を減らす要因にもならない、そして生活すら変わることはないことを。そういうヤツらは、何を言ったって、センコーに注意を受けたって、反省の色は皆無で、牙を剝き続けるからだ。