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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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 さすが、空手黒帯レベルの実力者と噂されるだけはある。
 
 未知流は前へ出て、震えているヤンキーと対峙する。

「これで終わり?」

 挑発とも、余裕ともとれる仕草で、ニヤリと笑みを浮かべる。

「きっさま……」

 ヤンキーは歯をギシギシと音を立てる。その姿に、先ほどまでの余裕は感じられない。

「本当はここまでやりたくなかったけど、あんたに二つほど分からせるために、手荒に部下たちを片づけてあげたよ」

「……なんだと?」

「一つは、あたしの平穏な生活のジャマをするなということ。そして二つ目は、どんなに腕力が強くても中身が脆弱なやつは……張り子のトラなんだよ、おまえは!」

 ビシッ! と未知流は顔に向かってヤンキーに指を差す。

 指を差すという、なんとも傲然(ごうぜん)とした態度に、

「わ……わ……、」

 漫画のように額に血管が浮き上がり、眉間にしわを寄せ、