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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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「でね、中学校のときもそうだったんだけど、本気で、本格的にやりたいし、音楽でみんなを元気にしたいのよ。そして、できたら創部! わたし、メンバーを探して、呼びかけているんだけど、なかなか楽器が弾ける人がいなくて困ってたんだ。そしたら、未知流がギターが弾けるって言うんだから、ちょうどいいわ! ユニットを組んで、わたしがボーカルで、未知流がギター。これでいいじゃん! ああ~夢が膨らむわぁ~、あはははは!」

「……」

 未知流のみならず、ネオを援護しようと後ろにいた朱莉やその場にいたクラスメイトがネオワールドに唖然とする。

 まだ「イエス」と言ったわけでもないのに、勝手に妄想するんじゃねぇ!

「ね! やろうよ! ね! ねっ! ねぇ~え!」

 うっっっ……ざぁ――――――っ!!

 まったく、つきあってらんねぇよ! あたしは恐れられている存在なんだ!

 未知流は弁当箱を専用の袋に入れて、持って立ち上がり、

「……断る」

 ギロッ、と凍りつく形相を作り、顔を突き上げてネオを見下す。後ろにいる朱莉がその表情を前に慄く。