Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)
「大丈夫か!?」
届いた!
「未知流!」
ネオの目の前で男の拳をガードしたのは長郷未知流だった。
「だれだぁ、テメエは?」
未知流とヤンキーは手を置き、距離を離す。
お互い見つめ合う。
「ただの助っ人だよ」
ヤンキーの質問に、そっけなく答える。
未知流の発言に、ネオはどことなく淋しさを感じる。
「ただの助っ人? ヒャーハッハッハッハ! そんなカッコーをしたオメエに、一体、ナニができるっつうんだよ!? なあ!」
「まったくですぜ、兄貴。ヒャハッハッハ!」
作品名:Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2) 作家名:永山あゆむ