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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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 大男は、フッ! と顔面とは釣り合わない、気持ち悪い不敵な笑みで突き飛ばしたネオを見下す。手下のチンピラどももフフフ……と嘲笑する。

 普通ならこんな場面では、誰もがヤンキーどもの威圧に怖気づく、のだが、

「ちょっと、イミフなんですけどぉ~。わたしが何で突き飛ばされなきゃならないの? ただアンタに肩当てただけで、な~んで、暴力に走らないといけないんかねぇ~」

 ネオは相手を見下すかの如く、バカにしたような言い回しでこの不良集団を挑発する。

「おうおうおう! 兄貴に少しでも触れた罪は重いんだぜぇ~。この地区でのオキテを分ってて言ってんのかァ~。このお方がどんな方か、分かったうえでなァ~」

 ヤンキーの左側にいる、角刈りで、赤と豹柄が混ざった悪趣味なTシャツと、白のスウェットパンツを腰履き(いわゆる腰パン)、夏でもないのにサンダルを履いた、ネオと比べて一〇センチくらい背の高いチンピラがスウェットパンツの両ポケットに手を突っ込んで、背を丸めて、威圧した態度で座っているネオに「おうおうおう!」とガニ股歩きでエラそうに近づいてくる。おそらくコイツが真ん中のヤンキー直属の子弟なのだろう。

 そんな相手でさえも、