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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(2)

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 未知流は駅内にある歩道橋を渡り、岩国駅方面へ向かうホームに着き、そこにある椅子に腰かける。

 ふぅ~、とタメ息がでても仕方がない。それくらい、嵐のような一日だったのだから。

 でも、これでいい。

 お互いがよりよい関係を築くための方法だ。

 これで麻倉音緒も……、

「ん!?」

「ちょっと! 離してよ!」

 駅舎の方から聞き覚えのある、甲高い声が聞こえてくる。

「わたしは未知流に用があるの! あんたたちと付き合う暇はないの!」

「麻倉……?」

 ネオの声だ。なんでこんなところに……っていうか、追いかけてきたのか?

「嬢ちゃんにようはなくても、オレたちにはあんだ、よっ!!」

「きゃあ!」

 !

 一体、何が起こっているんだ!? 駅の中にある歩道橋の奥側にある、駅舎と総合高校へ向かう道路を繋ぐ歩道橋には、何人もの学生たちが立ち竦んでいる。学生たちの表情は、口を開けて呆然としており、中には恐怖を植え付けられたように、体を震わせる女子学生も。ここから先は、通行不可の標識が立っているみたいだ。