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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【無幻真天楼第二部・第三回】きみぼく

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京助と悠助は学校へ
一通りやることを終えた緊那羅が縁側に座っていた
「緊那羅」
名前を呼ばれてそちらを向こうとした緊那羅の肩に飛び乗ってきたのは分
「なんだか元気ねぇあるな」
少し遅れて阿も緊那羅の肩に飛び乗ってきた
「そう…だっちゃ?」
「そうある」
二匹が揃って頷く
「京助と喧嘩でもしたあるか?」
「喧嘩…京助…と…ううん」
緊那羅が首を振った
「…操は…京助と喧嘩とかしたのかな…」
「操?」
「操って誰ある?」
緊那羅が呟いた【操】という名前に阿分が顔を見合わせる
「あ…そっか阿分は操のこと知らないんだっちゃね」
「知らねぇある」
「誰あるか? どこにいるあるか?」
分が聞くと緊那羅が自分を指差して微笑んだ
「緊那羅?」
「操は…昔の私だっちゃ」
「昔の緊那羅?」
「わけわからんある」
「操は…」
操のことを阿分に話そうとして緊那羅の唇がきゅっと結ばれた
「操は?」
なかなか口を開かない緊那羅に阿が聞く
「操…は…」
「勿体つけないで早く話すよろし」
「…私…」