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御主人様と御姉様と私

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真面目に答えると御姉様は嬉しそうに笑った。

「ありがと。でもそう言う意味じゃないのよ?」







・もこふわ


優しい笑みから少しずつ裏のある微笑みに変わっていくのが解った。

「これ、な~んだ?」

動物の尻尾のようなふさふさした毛を取り出して目の前で振ってみせる。
ストラップ?

「解らないですけれど、可愛いです」

素直に答えると、御姉様は「そうでしょ?」と更に笑みを深くした。







・魅惑の香り


突然、御姉様は私を強く抱き締めた。

「なっ、何を…?」

驚きと困惑、不安を秘めて問う。
でも言葉と声色に反して躯は従順だった。
御姉様の髪が微かに香った途端、全身の力が抜ける。

「いいこね。もっと私好みになりたくはない?」

頭を撫でながら耳元で囁かれ、私はこくんと頷いた。







・背徳の蕾


御姉様は私を抱き締めながら体を沈めた。
回した指先が背中を伝いお尻の辺りまで降りてくる。

「ひっ!?」

驚きのあまり全身が跳ねた。
でも御姉様は私を逃がさない。

「ふ、不潔ですっ…それ以前に御姉様の綺麗な指が汚れてしまいます……」

敬意を示しつつも最後の抵抗を試みる。







・お見通し


「諦めなさい、私は騙せないわ。こんな事もあろうかといつも綺麗にしてるのは知ってるのよ?」

一気に血液が顔面に集まるのが解った。

「つめたっ、あうぅ!?」

ひんやりと冷たい何かを塗られると同時に腰から背中に掛けて、
今まで味わった事の無い感覚に襲われ思わず力が入る。







・なすがまま


「ちょっと…痛いじゃない。力抜きなさい?」

胸元で御姉様の顔が動くと、私はたまらず首に手を回した。
口だけでボタンを外すなんてとっても器用。
キスが上手なのも頷ける。
しがみついて耐えようとしたけれど御姉様に抗えるはずも無かった。
髪の香りと甘い誘惑に思わず力が抜けた。







・スパイス


「ぅぁ…はぅ~…」

内臓が逆流するような感覚。
私の意思と脳からの命令を御姉様は見事なまでに掌握していた。
間抜けな声を挙げ、膝に力が入らない私を壁に寄り掛からせる。

「…嫌?」

顔を上げて私を見る。そんな不安そうな目で見られたら…。

「いいえ、御姉様のお好きなように」







・犬


頃合いかな、と御姉様は私を誘導してベッドに俯せで寝かせる。

「づっ、ぐうぅっ!?」

突然の出来事に何が起こったか解らなかった。

「よく頑張ったわね」

後に残ったのは痛みと腹部の膨張感。

御姉様が私の体を拭いてくれる。

「安心して、ちゃんと服もあるからね」

私は犬になった。







・エサ


御主人様が戻るまで私は純粋に御姉様の物。
最近は家に帰ってまず、服を脱いで首輪と尻尾を付ける。
そして御姉様の御々足に擦り寄るように這い蹲った。
御姉様はとても嬉しそうに食事を用意してくれた。
手を使わずに食べるのは難しい。

「御行儀がなってないわね。躾が必要かしら?」







・粗相


お腹の苦しさから力が抜け、だらしなく開いた口から具がこぼれて跳ねた。
最悪な事に御姉様の足にそれが掛かる。

「…っ!」

申し訳御座いません、思わずそう叫びそうになった。
けれど今、私は犬。
人間の言葉が理解出来るはずはない。
差し出された白く美しい足を舐めて綺麗にした。







・脚線美


御姉様は満足げに、そして優雅に腰掛けると足を組む。

「やめていいなんて言ってないわよ?」

胸が高鳴った。
細くて白くて長い脚線美の代名詞である御姉様の御々足に長時間口付け出来るのは私だけ。
指先を口に含み、指の間を丁寧に舐めると御姉様は少しうっとりした表情を見せた。







・飼い犬と主人


「…いつまで舐めれば気が済むのかしら。この馬鹿犬は」

御姉様は独り言のように呟く。
私と言う動物とは会話が成り立つはずも無いからだ。

「片付かないからさっさと食べなさいよ」

私の頭を踏み付けて恍惚とした表情を浮かべる。
噎せながらも何とか食べ、食器を綺麗に舐めた。







・意思疎通


「良く出来ました。私が用意したエサは格別でしょ?」

頭を撫でながら口元を拭ってくれる。
誉められて嬉しくなり、足に頬擦りした。

「御馳走様は?いつも有難う御座います御主人様は?」

私はどう表現すればいいものか戸惑う。
いつもならキスをするけれど…言葉以外でどう表現する?







・足りない物


戸惑う私に御姉様は鞭を取って私の胸元を打ち据えた。

「きゃうっ!」

思わず声を挙げてしまった。

「うるさいわね。鳴いていいなんて言った覚えは無いわよ」

再び鞭で打ち脚を私の首に絡ませ、ゆっくりと引き寄せる。

「何か足りないと思ってたけど…」

私の頭に犬耳の髪飾りを付けた。







・小動物パワー


御姉様のポーカーフェイスが微かに崩れた。
お買い物に行って可愛い小物を見付けた時の表情だ。
私は嬉しくなって内腿に口付けをした。

御姉様は私の髪を掴んで誘導する。
普段は私の反応を楽しむだけで満足する御姉様も今度ばかりは我慢の限界らしい。
ここまで潤った御姉様は初めて。







・蜂蜜犬


御姉様はいつも紅茶に入れる蜂蜜を下腹部に垂らした。
下へ下へ滴っていくそれを、私は椅子が汚れないように必死に舐める。

御姉様と蜂蜜が混ざり合ってとても美味しい。
御姉様の腰が跳ねる回数が増え、私の頭を押さえ付ける力が強くなってきた。
あと少しで天国へご案内致します。







・絶対領域


「ッ…くぅっ!」

御姉様が声を挙げ、全身に力を込めた。
私の頭は手によって退路を塞がれ、内腿に挟まれた。
頬に当たるすべすべな肌が心地良い。

窒息気味だったが暫し我慢すると解放された。
私の口元は洗顔直後のようになっている。
御姉様は少し恥ずかしそうにそれを拭ってくれた。







・デレ


余韻に浸る御姉様はふと我に反って鞭を振り上げた。

「な、何見てるのよ。やめていいなんて言ってないでしょ」

手加減しているからきっと照れ隠し。
御姉様可愛い。

「もういいから、さっさとお風呂に入るわよ」

御姉様は上気した顔を見られまいと不機嫌そうに装い部屋から出て行った。







・まだ終わらんよ


私はお腹が苦しくて追い掛ける事が出来なかったので、
着替えを取って浴室に向かう御姉様を廊下で待った。

「お、御姉様。これを外しても宜しいでしょうか?」

反応は、無い。
動物の言語は理解出来ないらしい。
タオルの中に潜ませていたリードをおもむろに私の首輪に付けた。







・垂れ流し


長い廊下を這って進む。
リードを引かれると首輪が食い込んで苦しい。
腹部の膨張感も限界だった。
だらしなく開いた口から水気を失って粘り気を帯びた唾液を垂らしながら何とか辿り着いた。
浴室に辿り着くと御姉様は私の背中に腰掛ける。
以前鞭で打たれた所がとても痛む。







・デレ2


苦しさから手足に力が入らず震えが我慢出来ない。