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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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うこん桜の香り

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百合は直ぐに西山に知らせた。西山はこちらに来てくれると言った。
3日後に来た。
川田のはがきを見て、瓶から出てきた手紙と同じだと言った。
「それにしても達筆だ」
西山は感心した。
「川田先生出してないとどうして書いたのだろうな」
西山は考えだした。
「波子さんではなく他の生徒に書いたとも考えられるな」
「それでは波子は、何でうこん桜に愛と書いたのです」
「そうですね」
西山はまた考えた。
「波子さんは川田が他の生徒に手紙を出したことを知っていたのかもしれません」
「それでは波子と川田先生とは何の関係も無いと言う事」
「はて、さて」
作品名:うこん桜の香り 作家名:吉葉ひろし