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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「セックスアンドザシックスティーズ」 第二十三話

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「典子、すまなかった。俺は彼女なんか居ないんだ。本当だよ。ウソをついていた。お前がなんとも思わない様子だったからいい気になって離婚するとまで言ってしまった。俺も本当の俺じゃなかったんだ」

「ウソをつかないで私のこと構ってくれたら嬉しかったのに・・・きっと私にいけないところがあったんでしょうけど、あなたを許すから私も許して」

「許すも許さないも、俺達は夫婦だろう。これからは何でも話してウソつかないようにするから、出逢ったときのように楽しくやろう」

「仁志さん・・・今でも大好きよ」

「典子・・・俺もだ」

「ねえ・・・抱いて」

「ああ、もちろんだ」

何年ぶりだろう・・・典子の身体に夫の仁志が触れたのは。