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夏の掌編

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楽天的な予想をあざ笑うかのように、旱魃状態は続いた。水道の時間給水も次第に少なくなっている。湧き水の名所は車にポリタンクを積んだ人々が集まるようになった。湧き水が涸れたという新聞報道も多くなってきている。

まったく雨が降らないわけではない。夏は夕立が発生する。しかし満遍なくという訳ではない。それなりの条件があるからだ。気象庁は今日の夕立予想場所という発表をするようになった。
その場所には車にポリタンクを積んだ人々が集まるようになった。

いくらなんでも、ポリタンクの蓋を開けて待っていても少ししか貯まらない。当然のように、人々は清流と言われる場所に水汲みに集まった。そこもすぐに立ち入り禁止となった。

作品名:夏の掌編 作家名:伊達梁川