ドラキュラ・ダイス
3.ルール説明
ドラキュラ・ダイスは1人のオリジナルのドラキュラと他の普通の人間の戦いのゲームである。
オリジナルのドラキュラはメンバー全員を僕のドラキュラにすることを目指し、他のメンバーはオリジナルのドラキュラを言い当てることを目指す。
とは言っても、何のヒントも無しにドラキュラを言い当てられる訳もないので、ドラキュラには制約が付く。オリジナルのドラキュラも、後から僕にされたドラキュラも、質問に対して嘘の回答をしなければならない。もっとも、「1+1=2であるか?」のような質問は無粋な反則行為として禁じられる。このゲームを楽しもうという気のないものが居ては成り立たないゲームである。
さて、会話を重ねて「こいつが怪しいな」と思っても、1人でドラキュラを告発してはならない。協力者をもう1人見つけ出し、2人で告発しなければならない。
ここで、使われるのが、ダイレクトメッセージである。告発をもくろんだメンバーは、ドラキュラではないと思われるメンバーに、ダイレクトメッセージで協力を呼びかける。
「あいつが怪しいから、一緒に告発しよう」
と、持ちかける訳である。
ここで、協力を仰いだ相手が普通の人間で了承が得られれば、告発が可能だが、相手がドラキュラだった場合、自分もドラキュラにされてしまう。なお、こうして仲間を増やしたのが、僕のドラキュラだった場合、ダイレクトメッセージでオリジナルのドラキュラに報告する。
そして、告発を持ちかけられた時も注意が必要だ。協力を了承した後で相手が、
「実は、私は、オリジナルのドラキュラだ」
と言ってきたら、やはり僕のドラキュラにされてしまう。ただし、協力を呼びかけて自力でドラキュラを増やせるのは、オリジナルのドラキュラのみである。
さて、めでたく2人で告発できたとしよう。
まず、告発した相手がオリジナルのドラキュラだった場合、告発者の勝利でゲーム終了である。
次に、告発した相手が僕のドラキュラだった場合、告発されたドラキュラは死に、ゲームを外されるが、ゲームは続行され、同じことを繰り返す。
そして、誤って普通の人間を告発してしまった場合、告発された者は生き残るが、告発者2人はゲームを離れなければならない。
こうして、普通の人間が1名以下になった場合、オリジナルのドラキュラは勝利を宣言する。