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タクシー強盗の恐怖

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「嘘だろっ?」
「ボランティアでやってくれる獣医がいるらしいんです」
「ほっ、本当かよ!五万だって聞いたからよ、必死だったんだ」
「それは高いと思いますよ。一万円以内のところをご紹介しますよ」
「そうかぁ!ありがてえじゃねえか」
「世の中悪いことばかりじゃないんです」
「そうだよな。あんたもいい奴だよ……じゃあ、三万五千円を返すよ。一万だけ、貸しておいてくれ」
「二万円だけ返してください。会社に今日の売り上げを収めるには、小銭を足せば間に合います。それに、私は明後日が給料日ですからね」
「そうかよ。悪いなぁ。じゃあ、タクシー料金込みで、貸しておいてくれるか?」
「メーターは倒してませんから、乗車料金は結構です」
「……あっ!防犯カメラつきか?この車。タクシーなんて最近乗ったことないから、知らなかったぜ。目一杯ヤバいな」