小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
マナーモード
マナーモード
novelistID. 29058
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

タクシー強盗の恐怖

INDEX|11ページ/14ページ|

次のページ前のページ
 


「私も公園で拾った三毛猫と同居してます。生まれたての三毛の子を育てて、同居してるんです」
「そうかよ!まるでおんなじじゃねえか」
「避妊させましたか?」
「最近鳴いてばかりでうるせえんだ。避妊しないとだめらしいな。猫嫌いの隣のババアが文句をしつこく云ってきやがる。早く避妊手術を受けさせろってな。それだけじゃねえ。夜中に俺んちの窓に向かって、でっけえ音でラジオを鳴らすんだ。猫を黙らせるまではラジオを止めないってよう、避妊するまでは許さねえって云うんだ。入院費を足すと全部で五万だと聞いたんだ。失業中なんだ。会社を辞めてから四箇月間収入なしだぜ。そんな金なんかあるかよ。それで、今日は、ばかなことやっちまったぜ」
「五万円は避妊手術の費用ですか?」
「そういうわけなんだ」
「一万円でやってくれるところがありますよ」