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王道チートで何が悪い!!

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「それで、違うって言うのは?」

俺は転生する以外で違うと指摘された所を詳しく問い質す。

これで別に理由もなく殺されたとかだったら俺は目の前の天使の羽根を毟るね。

「実はっすね・・・・・・」



天使説明中・・・・・。



「という訳なんす」

この説明を聞いた俺は、無言で立ち上がり、ラファエルの背後へと廻りこむ。

ん? なんて説明されたかって?

何でもいいだろ?

え? 気になる?

仕方ねぇな・・・。ならば掻い摘んで説明してやんよ!

神様が暇を持て余しラファエルに「なんかいい暇つぶしない?」って聞く。

ラファエルが「地球から一人人間を選んで、異世界に転生させるなんてどうっすか?ほら、あの子とか」と冗談で提案。

神様が「あ、それいいね。採用wwwww」ってな感じで俺に神の雷的な何かを落とす。

俺オワタ\(^O^)/

ってことらしい。

「貴様のせいかぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああああぁぁぁぁああ!!」

「ちょ、まっ・・・アッ――――――――――――――――!?」

そして俺は、先ほど宣言した通りラファエルの羽根を毟った。

「おい駄天使。神を呼べ」

次は駄神の番だ。

「は、はひぃ・・・」

ラファエルはふらつきながらも立ち上がると、ポケットから携帯電話を取り出し、コールする。

「・・・・・あ、神様っすか? 私っす。え、違うっすよ。何すか私私詐欺って。もう、ふざけないで欲しいっすよ・・・。はい・・・はい、そうっす。龍聖さんが呼んでるっす。あ、はい。了解したっす」

ラファエルが携帯を耳から離し、俺に差し出す。

「神様っす」

そう言って俺の手に携帯を置く。

受け取った俺は携帯を耳に当てると―――――

『もすもす~? おら神様! なんだかわくわくすっぞ!!』

そんなウザい声が俺の耳に入ってきた。

「・・・・・・・・」

『・・・・・・・?』

ピッ

そして、俺は携帯を切った。

作品名:王道チートで何が悪い!! 作家名:十六夜