「セックスアンドザシックスティーズ」 第十九話
自宅に戻ってきた美紗子は熱いシャワーを浴びながらバスタオル姿でボーっとしていた。
剛史がまだ中に入っているような感触がある。初めてと言うことはこういうふうになるのかと嬉しくもあり恥ずかしくもあった。
さすがによく聞く出血は見られなかった・・・それは十分すぎるぐらいに濡れていたからだろう。それとも・・・年齢なのだろうか。
典子からメールが来た。今日のことを覚えてくれていて心配になったのだろう。
「どうだった?彼と再会できたの?」
そう書いてあった。
美紗子は少し考えていた。もうはっきりと話そうかそれとも少し様子を見て後で全部話そうかと悩んだ。
「ありがとう。彼には逢えました。こんど逢う約束をしたのでどうなるか・・・お楽しみです」
そう返事した。逢ってその日にエッチしたとさすがに告白できなかった。
典子からは、
「やったね!おめでとう。うまくやるんだよ、拒んだりわがまま言ったらいけないよ」
と返事が来た。
自分の事を心配してくれる友達がいて安心できた。恵子や映子にも次に剛史と逢った後で全て話そうと決めていた。
作品名:「セックスアンドザシックスティーズ」 第十九話 作家名:てっしゅう