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せき あゆみ
せき あゆみ
novelistID. 105
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ぼくんちはおばけやしき

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 それからふたりはこの家について、近くの人たちがどんなうわさをしているのか、話してくれた。
 目げき者のほとんどは畑の持ち主で、この家の前を通る人たちだ。その人たちの話から、いろいろなうわさがでてきたようだ。
 中でも、たかしくんのおじさんの目げきした白いもやのようなものに家が包まれていたというのが一番多い。
 ほかにも家全体が浮いたように見えたとか、窓に白い影が映っていたとかいうのもある。
 あとは実際に住んだ人が、なにかいやな体験をしてすぐにひっこしてしまうことだ。

「おもしろいことを教えてくれてありがとう。なんだかわくわくしてきたよ。ぼくはこの家の正体をつきとめるよ」
「正体って、さっそくなにかあったのか?」
 ふたりは興味しんしんで聞いてきたので、ぼくは夕べのことを話した。
「実はね。ベッドに乗って空を飛んだんだ」
「へえ、そりゃすごい」
 ふたりはさもうらやましそうに、目を丸くした。
「でも、もし悪さをするお化けなら、追い出してやる」
「そうだね。ぼくらも協力するよ」
 たかしくんとまさとくんはこの家のことをいろいろ調べてきてくれると約束してくれた。