小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(1)

INDEX|6ページ/60ページ|

次のページ前のページ
 

 恐怖で体を震わすことしかできない。ネオの姿も上半身しか映らず、あと少しで消える。

 だんだんと目線が下がっていき、胸のあたりまで呑みこまれていく。

 みんなといたい。

 ずっといたい。

 孤独に蝕まれるより、みんなのいる天国に行った方がよっぽどマシだ。

 でも……でも……。

 いつかは。

(さあ、行くのだ)

 あたしは答えが出ないまま、遠くにいるネオが消えた瞬間、深淵の闇へと呑まれてしまった。

 いかにも「王」と呼ばれる偉人たちが着てる服を羽織った骸骨が、目の前へ現れ、アタシの顔に触れようとする。不気味な笑みがあたしの身体が石化する。

 その瞬間。

 ――これが、あたしが見た夢の全貌。まったく、冗談じゃない。

 恐かった。マジで。バイキンマンくらいの可愛い悪魔が仕組んだのならまだ許せるが、これはそういうレベルじゃない。本物の悪魔が見せたマジモンだ。ちくしょう、現実にありそうなもの見せやがって。

 ん? 現実……か。