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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(1)

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 どうなんだよ、ネオ!

 心の叫びはもちろん届かず、ネオは背を向いて去っていく。

「待ってよ!」

 あたしたちが過ごした時間はすべてウソだったのか!? あたしとの絆は永遠じゃなかったのか!? あたしが何をしたっていうんだ! 絆を壊すような行為をしたの!? いつものようにハッキリと物を言いなさいよ! アンタらしくないよ! ねぇ、答えてよ、ネオ――――――っ!! と、あたしは他の者たちのように見失うことのないよう、叫びながら彼女を追いかけた。ぴちゃぴちゃと「無」の空間であるにも関わらず、白い波門が現れる。まるでどこぞの漫画でよく見る世界だ。

 あたしはネオに追いつき、彼女の右肩を掴もうとする。

 しかし、スカッと空振り、あたしはバランスを崩し、そのまま両手をつき地面(なのか?)に這いつくばる。彼女も投影されたものなのか? 少しずつ、あたしの前から遠のいていき、足からスーッと消えていく。

「待って!」

 あたしの視界から消えないように、立ち上がろうとするが……。

「!」

 突然、あたしの周囲に、バチバチと黒い波が周り始める。思うように立ち上がることはできず、束縛される。そして、底なし沼のように、ズブブブと闇に呑みこまれていく。足元から少しずつ。