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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(1)

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「何!?」

 苛立ち気味にネオは訊きかえす。

「実緒は、どうだったの?」

 顔を近づけるネオから視線を空に変えて、訊ねてみる。

 あれから、どうなったのか気になるから。昼休みはよく会っているけど、部活内での彼女はあまり知らないので。

「……ああ、うん、元気にやっているよ」

 ネオはノーマルモードに戻り、未知流から一歩分、距離を離す。

「まあ、これを作るくらいならそうだけど……、」

 未知流は一瞬、左にある立て看板を見やる。

 でも、あたしが訊きたいのはそうではなく、

「アイツとはどうなのよ。金髪から黒髪に染め直し、暴れることはなくなったけど……」

 実緒の天敵であった、武藤(むとう)についてだ。総合祭が終わって一か月後、生活指導の先生にきっちり指導を受けてから、復帰したのだが。

「うん、仲良くやっているみたいだよ。みおっちも言いたいことは、はっきり言えるように努力しているみたいだし、他の部員たちとも仲良くやって、きちんと部をまとめているからね」

「そうか。……なら、良かったよ。実緒が武藤と『友達になる!』って言ったときは驚いたもんだよ。あんな凶暴な顔をしたヤツだったから。あそこまで矯正させるなんて、たいしたものだよ」