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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(1)

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「あははは、言いそう! で、タックンはクールぶって『い、いい、ですね……』と自分のイラストに顔を赤くして、でも満更でもなさそうに見つめて」

 そうそう、そんな反応、絶対する! とネオが披露したもう一人の後輩、タックン(未知流はター坊)こと、伊藤巧(いとうたく)のものまねに、未知流はたたえる。

 総合祭以降も、絢都は相変わらずのナルシストキャラとアニソン好きを披露している。つい最近あったクラブハウスでのライブで、その健在ぶりを見せつけた。おかげで女性ファンは未だにゼロ。

 逆に巧は、『後ろ向きな思考を、音楽を通じて変わりたい』という発言から、ネオと未知流がバイトで貯めて買った、イケメン顔を無駄にしない、ビジュアル系バンドが着てそうな服を身にまとい、いつもの暗い雰囲気から豹変し、高いテンションでベースパフォーマンスしたおかげで、着実にファンが増えており、学校ではラブレターが下駄箱の中に入っていたりしていた。とはいえそのときはスイッチOFF状態なので、本人は困惑気味。さらには、女性に囲まれた時のナル男の表情を注意しないといけないという、前途多難な毎日を送っている。

 そして、彼女は、

「あとは、彼氏にも見せなくてもいいの?」

 未知流の質問に、ネオは慄く。

「ど、どういうことよ……」