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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(1)

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 部活終わりにネオの携帯から、『軽音楽同好会の立て看板が出来たよ!』と美術部部長になった竹下実緒(たけしたみお)からのメールが届き、彼女は未知流に自分の手提げ鞄を持たせて、一目散に向かったのだ。

 美術室は三階なのに、よくここまで持って来たなと未知流は思う。カニ歩きで、階段を攻略するのは、なかなか大変だと思う。その点についてはすごい。

 未知流は手提げ鞄とギターケースを地面に置いて、

「手伝うよ。どこに置けばいい?」

 未知流は立て看板の右端を持つ。

「えっとね、入口付近がいいかな」

「分かった。じゃあ、せーの!」

 ネオと共に立て看板を持ち上げる。

 彼女が指定した場所へと未知流が誘導し、石壇の近くに設置する。

「よし! これで準備完了っと!」

 ネオは立て看板の目の前で、うんうん、と深く頷く。よっぽど嬉しかったのだろう。
 未知流もネオの隣に立ち、看板を見つめる。